小規模の会社が取引銀行をいくつも持つメリットはほとんどありません。
小規模な会社は取引銀行は2行程度に絞った方がいいでしょう。
取引銀行がいくつもあると次ようなデメリットがあります。
デメリット
① 資金移動をするのが大変になる。
② 銀行の数が多い分だけ事務処理が複雑化します。
③ 各銀行に資金が分散してしまい、融資を受ける際に不利になる。
等々
つまり事務処理能力や保有資金に乏しい小規模会社が多くの銀行と取引する意味はほとんどないのです。
今後、事業を行っていく中で銀行から融資を受ける必要が生じるでしょう。
銀行は融資の申し込みがあるとその会社の取引状況を確認するために、自分の銀行の預金口座を確認します
それによりその会社の毎月の入金状況と支払状況を確認します。
銀行は融資の申し込みに際して決算書や試算表を要求します。
そして、預金口座を見てその数字の大体の裏付けをとるのです。
もし、融資を申し込んだ銀行に全く売上の入金が無かったら銀行はその会社に融資をするのにリスクを感じます。つまり、その決算書や試算表の数字を裏付ける証拠を確認できないからです。
結論
・銀行からの融資を考えているなら取引銀行を少なくし、融資を受けたい銀行に入金を集中する。
・銀行からの融資を考えてない方も、事務処理が複雑になるだけなので取引銀行を少なくし事務の効率化を図って下さい。